導入事例目次
事例1 歩引による支払予定管理 A社
事例1 歩引による支払予定管理 A社
導入背景・課題
(1)支払の歩引計算の対応
仕入先に支払する金額の範囲によって、独特な歩引(%)を設けており、本来の支払金額から歩引金額を引いて残った金額(残額)を
実際の支払金額として支払わなければならない。歩引の計算は複雑でミスも多く、システムで対応したい。
(2)歩引後の支払方法ごとの金額確認
支払方法に関して、現金や振込、手形などが複数存在しており、歩引後の金額がどの項目(支払方法)に対していくらの支払額を一覧
で確認したい。
導入ポイント
①支払方法の登録
ふくろうの標準機能では「歩引」の機能がなかった為、カスタマイズで「回収・支払方法登録」に「歩引」の種別を追加して、支払金額の
範囲に合わせて歩引率(画面では「配分率」と表示)の設定をできるようにした。支払方法も併せて登録可能。
②支払予定表より歩引額や実際支払残額の確認
・支払締切処理時、「回収・支払方法登録」の登録内容に基づき、歩引額、および歩引を引いた残額(実際に支払する残額、下記「実際
支払残額」と略する)を算出するようにカスタマイズで対応した。
・お客様のご要望で支払方法ごとの支払金額を確認したい為、カスタマイズで「支払予定表」を新規追加して、算出した歩引額、実際支
払残額を支払方法の列ごとに、一覧で表示できるようにした。
導入効果
・歩引率、支払方法を「回収・支払方法登録」に登録し、支払締切処理で自動的に歩引額が算出され、計算する手間とミスがなくなった。
・支払予定表の新規追加で、歩引額、歩引後の各支払方法の実際支払残額を一覧表で把握できるようになった。